雲南市ブランドがない

前にも奥出雲産の米のことを書いた。今日は奥出雲産のあごだしつゆが食卓に並んだ。

 

以前は、三成が雲南でないということはなかった。たとえば三成・横田から雲南共存病院に来ることはおかしくなかった。また大東だから奥出雲でないということもなかった。出雲地方の南部は漠然と雲南、奥出雲だった。いまでも確かに奥出雲と銘打って雲南市のワインが売られてはいる。

 

しかし、ざっと言って、奥出雲はブランド戦略で成功し、雲南は失敗している。

奥出雲だ、お米です、醤油ですというと、全国の人が「ああ、島根のあの奥のほうね」と認識してくれる。そして、それは奥出雲町、仁多のことなのだ。吉田村の卵かけごはん、いいじゃないか。だけど、卵かけごはん=雲南ということは知られていない、と思う。

ほかの市町村はどうか。松江、城下町、松平不昧公、押すも押されぬブランドだ。出雲はどうだ。出雲大社だ。神話だ。出雲平野、築地松だ。

雲南?誰も知らない。中国の雲南省ですか?

もっと、「雲南」という必要があるのではないか。食品だけでなくていい。建築でもいいですよ。お餅でもいいでしょう。お菓子でもいい。商品名に「雲南市産梅干」「雲南市産ブルーベリー」と名前を付けるべきではないか。

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